機械式時計にとって磁気は大敵

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現在、私たちの生活のいたるところに電子機器があふれており、それらの全てが磁気を発しています。まさにその磁気こそが、ロレックスなどの機械式時計にとって大敵なのです。日頃から意識して注意しておかないと、時計はいつの間にか磁気を帯びてしまい、その結果精度を落としてしまいます。
地球の磁場にも影響を受けるほどデリケート
地球にはご存知のとおり磁場がありますが、機械式時計のテンプは、その磁場の影響を受けて動きを変化させるほどです。そのためテンプの調整具合はアジアとヨーロッパでは全く異なります。通常、弱い磁界の中では針が遅れ、強い磁界の中では針が進みます。アジアはヨーロッパよりも磁界が弱いので、日本で調整された機械式時計をヨーロッパに持って行くと、通常よりも針が早く進むようになります。
したがってヨーロッパの免税店で購入した機械式時計を日本に持ち帰ってくると、そのままではいつも時間が遅れる時計になってしまうのです。この進み遅れは緩急針でヒゲゼンマイの長さを調整すれば簡単に直すことができますが、地球の磁場に対してですら影響を受けてしまうほど機械式時計は磁気に対してデリケートなのです。
スマホや車内のダッシュボードは要注意
実際に磁気を帯びて時間を狂わされてしまった時計を修理に持ってくる人は非常に多いそうです。よくあるパターンが、時計をスマホに密着させていたケースで、デジカメのそばも危険ですし、スピーカーの上などに置くのはもってのほかです。
その他にも注意しなければならない場所は、車の中です。車種によって違いはありますが、基本的にダッシュボードのそばが最も磁場が強いと言われています。ダッシュボードの裏側にコンピューターが搭載しているからです。例えば、高速道路のサービスエリアで休憩する場合に時計を外してダッシュボードの上に置いたままにすると、時計はかなり強いレベルで磁気の影響を受けることになります。いくらスマホのそばに時計を置かないように注意しても、無意識のうちに時計が磁気にさらされしまうので注意しましょう。
機械式時計の場合、一度磁気を帯びてしまうと時計そのものが磁気を帯びてしまうため、脱磁器という装置を使って磁気を抜かないことには、時計の精度の狂いは直ることはありません。そのため、オーバーホールする時期でもないのに、時間の大きな進み遅れが生じる場合は時計の磁気帯びを疑ってみてください。まずは、磁気を発する電化製品のそばに時計を置かない習慣をつけることからはじめてください。
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