オーバーホールを日本ロレックスに依頼するメリットとデメリット

ロレックスなどの機械式時計は、壊れたら修理に出すということではなく、定期的なオーバーホールによってメンテナンスを施すことによって永く使うことができるのです。そのためには、少なくとも5年ごとにオーバーホールしなければなりません。

ロレックスをオーバーホールするときに必ずと言っていいほどの悩みがオーバーホールを日本ロレックスに頼むか頼まないかということです。ロレックスユーザーにとって、この問題は非常に迷いますが、それぞれメリット・デメリットがありますので、しっかり把握したうえで決めるとよいでしょう。


■日本ロレックスへ依頼するメリット
日本ロレックスにオーバーホールを依頼する最大のメリットは、絶対的な安心感です。数多とある時計ブランドの中でも、ロレックスのアフタフォーローは定評があります。東京都の江東区東陽町にある修理センターには、たくさんの時計技術者が働いており、製造中止されたモデルであっても製造中止から30年間は、ストックされているためオーバーホールや修理が可能です。

しかも日本ロレックスでオーバーホールを終えた時計は、まるで新品になったような状態で帰ってきます。またロレックスは、コピーや改造品対策にとても神経質な会社として知られており、オーバーホールの見積を受け付けてもらえた時計は本物として認定されたということができます。そのため、質屋や買取業者が買い取ったロレックスを、日本ロレックスに持ち込んでオーバーホールを申し込むことで、真贋を確認することもあるほどです。個人の人でも、ヤフオクなどでロレックスを入手した場合、真贋鑑定を兼ねて日本ロレックスにオーバーホールを依頼される方もいます。


■日本ロレックスへ依頼するデメリット
日本ロレックスにオーバーホールを依頼することのデメリットは、オーバーホールにかかる費用が高額なことです。

一般的なデイトジャストであっても少なくともオーバーホールの費用として50,000円はかかります。しかも、全くオーバーホールに出していない時計だと、部品交換代がかさんでしまい100,000円を超える見積額が出てくることもザラにあります。基本、日本ロレックスはメーカーなので、できるだけ新しいパーツと交換したがるため費用がかさむことになります。

日本ロレックスにオーバーホールを依頼する際は、百貨店やデパート経由でお願いすると手数料が加算されるので、必ず日本各地のサービスセンターに直接持ち込むか、郵送にて依頼するようにしましょう。サービスセンターへ直接持ち込む場合は、受付が平日の9:00～16:30に行かなくてはなりません。費用は高いけれども安心感を求めるユーザーが正規品、並行輸入品を問わず持ち込んでくるためサービスセンターはいつも多くの人で混雑しています。そのため、修理完了までに時間がかかることも珍しくありません。

日本ロレックスに郵送でオーバーホールを依頼する場合は、日本ロレックス「東京・東陽町サービスセンター（郵送専用）」または「大阪・中津サービスセンター（郵送専門）」にまずは電話します。

電話で依頼すると１週間以内に時計輸送キットが送られてくるので、それに時計を入れて送り返して、見積書の到着を待ちましょう。見積内容で問題なければ、電話でその旨を伝えれば、オーバーホールの受付は完了となります。